昨年から今年にかけて、飲食業界で働いているわたくしの友人知人たちがオーナーデビューしまくりである。今まで勤め人だったのが、一国一城の主となってじぶんの店を開くのである。スバラシイことである。
と同時に、本人はもとよりそのご家族にとっても計り知れない苦労があるんだろーなと思う。ガチで思う。
ここから回想。
わたくしの生家はショボイ会社だった。父親は2代目で、ノベルティ商品を扱う「記念品やさん」だった。零細企業とは言え、株式会社の体を成していたので社屋と従業員もそれなりにいたと思う。ガキのころの記憶なんであやふやかもだが。
当時の経営状態がどうだったか幼子のわたくしには知る由もないが、たとえ九州の田舎でも当時にはまだ珍しい4階建てのウチに住み(たしか1,2階が社屋で3,4階が自宅)、クルマが2台あって、繁華街のど真ん中で生活していたのは、父ちゃんもそれなりに頑張ってたんだろーなと思う。当時の従業員の方たちの顔や名前も鮮明に覚えているし、可愛がってもらった記憶が多いのは父親がアホウなりに慕われた経営者だったのかも知れない。(父親のアホウっぷりについては別の機会に)
それでも、いつも思い出すのは数年前にあぼーんした母親のコトバである。母ちゃんはわたくしが幼児の頃からいっつもこう言ってた。ホントにいっつも言ってた。
べるちゃん、あんたは短大出て市役所か銀行にお勤めして、公務員か会社員とケコーンしてね。
オトナになった今、母親のセリフはイタイほどよく分かる。家庭を営むってそれだけでもチョー大変なのに、会社まで営んで、しかもダンナと一蓮托生なんだよ?家事と子育てしながら、馬車馬のよーに働いて、一年中売り上げや資金繰りや従業員のこと考えてんだよ。コドモの授業参観ぐらいはチラッと行くけど、それ以上キョーイクにかかわる時間なんて全然ないんだよ。ましてやじぶんの時間なんてあるわけねーんだよ。
オラ、こんな村いやだ〜。
なんてゆーと、これから自営を始めようとする方々の夢をぶっ壊すみたいで申し訳ないッス。でもまあ、これが正直なとこかな。商売がうまくいかなくなると、フーフ喧嘩がしょっちゅうで、コドモの立場からすると悲しかった思い出のほうが多い。いや、アホウの父ちゃんだって頑張ってたのかもしれないけど、母ちゃんの頑張りに比べたら屁のようなもんだ。と思う。
そゆわけで、わたくし自身は一生勤め人でおkである。 会社潰した父親見てるから間違いナイッ!坂本龍馬みたいなオトコにとくに魅力を感じない。
昨年から今年にかけて、飲食業界で働いているわたくしの友人知人たちがオーナーデビューしまくりである。今まで勤め人だったのが、一国一城の主となってじぶんの店を開くのである。スバラシイことである。...